永遠というものはいつも
まっさきに滅びていく
花柄のテーブルクロスに頬づえついて
ちょっと高めの煙草を吸って
窓のそと
明るい空を眺める
長調と短調がいまいっしょに
春のひとときを奏でる
よく晴れた草原まで
これからピクニックに出かける
すてきな黒のサングラスでも
季節はずれにかけて
つめたい青草に埋めにいくのだ
ずいぶん乾いたこともあった頬と
傾きがちだった首
引きつりがちだった指さき
永遠というものはいつも
まっさきに滅びていくけれども
滅びないものはなにか
ちょっと高めの煙草を吸って
花柄のテーブルクロス
頬づえなどついて
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