2012年11月29日木曜日

あたたかいのに




大声で生きるなんて耐えられない
大さわぎはいつも恥ずかしかった
エミリ・ディッキンスン




声をあげ
はっきり語れば
ぼろぼろと崩れていくものは
多い

ことばと
理屈に頼りすぎて
まだ
行く気なのか

そんな
嘘っぱちの道

黙っている者たちの
王国が
そこ此処に
あたたかいのに



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