生死
どうでもよい
人生
どうでもよい
あることないこと
ここにいることいないこと
あそこにいることいないこと
どうでもよい
いつのまにか
ただ
なんとなく
どこかに
いて
そのどこかで
少しでも
居心地がいいようにと
ちょっと
動いて
たくさん
動いて
その結果が
いまの
「いる」感
でも
なんとなく
ここにいるという
このことは
そう遠くないうちに
根こそぎ
消えていくので
これに
へばりついていても
砂上の楼閣に
力を注ぐのと
おなじ
ということで
いまの自分
どうでもよい
ここまで積もってきた自分
どうでもよい
もちろん
未来
どうでもよい
国どころか
地球
どうなっていこうと
どうでもよい
いつかは
赤色矮星になっていく太陽に
すべて
飲み込まれて
溶岩のように
地球は
溶かされて
消えるのだから
この星で
なにかを
苦労して
生みだしても
しかたがない
苦労すれば精神が上昇する
という宗教を
信奉するのは自由
だが
そんな信仰も
霊の不滅が
証明されていなければ無意味で
にもかかわらず
人びとは
物質的刹那的な生活を
平然と
進めているのだから
人類こぞって
「どうでもいい」を実行している
わけで
ああ
どっちをむいても
どうでもいい
なにからなにまで
どうでもいい
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