駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年4月2日火曜日
着く前の
まだ反射面に
着く前の
ひかりをください
光源から
とうに離れ
もう色など忘れて
けれど自分を識ったこともない
衝突以前の
水
目を瞑るしかない
際
そこから
そこへ
運動を運び続ける人びとよ
ぱらぱらと
散っているさまの
安らぎ
着く前の
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