2013年7月1日月曜日

いつまでも


  



辞書は小さく
三分の一ほどのところに
いつまでも
渓谷

ゆるい光の
街灯
てらてら
羊羹の
ぬとっとした肌を
角膜の裏に
思い出し

るる

炎を見ていないと
堕落するよ
とセイウチの
牙が
きばきば
説く

おお
いつまでも紺碧の海!

色も
かたちも
はっきりしない
長い人生を
また
送りたいものですね

そうですね

そうですね

どうぞ
お元気で
いらしてください

いつまでも

いつまでも








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