堀辰雄の小説に
ゼロ戦設計者の話をからめた
宮崎駿の新作
予告編を
ちらちらと見たが
いつものように
一年か
二年も経ってから
見るか
見ないか
するだろうか
(、ナ)
ぼくは
けれど
大正期の
関東大震災を描き
その後
戦争の昭和期に
突入していった日本を
追いながら
宮崎駿が思っていたのは
いまの日本と
近未来の日本か
(、ナ)
東北の震災後
まだ
あたふた
し続けている平成日本で
実現して
いって
ほしくないことの
予言のような
ものか
(、ナ)
まさか
21世紀も
新たなゼロ戦
のようなものを
つくって
空を駆ける夢を
時代に
そこそこ
たくみに
迎合しながら
それなりに
叶えなさいよ
青少年よ
などと
示唆しているわけでは
なかろうし
フォン・ブラウン博士のように
あるいは
オッペンハイマー博士のように
兵器産業の場でも
きみたちの
夢を
実現できるよ
などと
示唆しているわけでも
なかろうし
ビミョーな時代の
ビミョーな夢渡りを
きみらは強いられることに
なるだろうから
どのあたりで
どの程度にとどめるか
留めないか
いまから
こころづもり
しておくほうが
いいような
気がする
ねえ
アニメオタクのおじさん
としては
などと
言っている
つもり
なのだろうか
(、ナ)
どうか
(、ナ)
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