Jamais la fin d'été n'avait paru si belle...
Barbara : Septembre
いつまでも
よくわからないところがあるけど
しかたなしに
ながくフランス語に
つきあってきた
そうせざるをえなかった
人生
ときどき
読むのも聞くのもやめて
ぼーっと
好きな単語を思う
アズュールazurとか
プレニチュッドplénitudeとか
好きだけれど
いちばんは
ランピッドlimpide
かな
澄みきった、とか
清澄な、とか
そんな
意味だけれど
べつに
意味はどうでもいい
limpide
とつぶやいて
ぼーっと
過ぎ越しかたを
見ている
目では
見えないというのに
心では
見え過ぎるというのに
けれど
オパックopaqueも
けっこう好き
不透明な、とか
ひかりを通さない、とか
そんな
逆の意味なのに
limpideと
opaque
おなじことを
言っているようにも
見えて
ぼくのフランス語の
たぶん
ここらあたりが
終点
ああ
いっぱいの
フランス語の思い出
いっぱいのままで
limpide
opaque
とつぶやき
ぼーっと見ている
過ぎ越しかた
目では
見えないとはいえ
心では
見え過ぎるとはいえ
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