うすく霧のかかる
林に
しばらく
いたようだ
夢のような気持ち
気持ちの
なかに
いた
気持ち
やがて、そういうわけで、もっとも、だからといって、そう、 ふふん、まぁ、なんてことを、もう、はじめから、そろそろ、 これぐらい、とはいえ、とはいっても、あんなにも、なのに、 したがって、で、…
しゃべらないで
いた
だれも
いなかったし
やがて、そういうわけで、もっとも、だからといって、そう、 ふふん、まぁ、なんてことを、もう、はじめから、そろそろ、 これぐらい、とはいえ、とはいっても、あんなにも、なのに、 したがって、で、…
ことばは
水切りの石
拾いあつめて
手に
いっぱい
足元に
いっぱい
水面に向かって
ちゅくちゅく
投げて
やがて、そういうわけで、もっとも、だからといって、そう、 ふふん、まぁ、なんてことを、もう、はじめから、そろそろ、 これぐらい、とはいえ、とはいっても、あんなにも、なのに、 したがって、で、…
なにか
したような気になって
ちゅくちゅく
投げて
水切りされて
石は
沈んでいく
うまくいっても
いかなくても
戻ってくる石も
ない
いつまでも
浮いている石も
ない
やがて、そういうわけで、もっとも、だからといって、そう、 ふふん、まぁ、なんてことを、もう、はじめから、そろそろ、 これぐらい、とはいえ、とはいっても、あんなにも、なのに、 したがって、で、…
うすく霧のかかる
林に
いた気持ち
気持ちのなかに
居続けているでしょ?
なにかしたようでも
しなかったようでも
気持ち
のなかに
ただ
気持ちのなかに
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