駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年1月13日月曜日
宙に釘を打つ
水辺に
足はよろこび
寒くはない
暮れがた
さざなみに
揺れては散る
対岸の灯
あたたかなものに
まるで
しかし!はっきり
包まれている
胸とあたまとを
預かりもののように
運びつづける
歳を経ても
老いないと知って
ようやく
ひらき出す心
このようにあれ
空と土と水
宙に釘を打つ
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