古典以外
もう
ひとの詩を読むことは
なくなった
知りあったひとから
もらうと
読む
ちゃんと
読む
この世に
もう
友はいないが
詩友はありうる
おしゃべりの言葉より
そのひとなりの
やすりで
布で
はるかに
磨かれた言葉
磨きぐあいに
心が宿る
戻らない時間を費やし
磨かれると
ひょっとして唯一
信頼
できるかもしれないものに
言葉はなる
そんな言葉が
いくらか
手もとにあれば
ネット上にあれば
十二分に
ゆたかと思う
他にほしいものなど
ない
ほんとうに
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