2014年2月20日木曜日

宇宙のふしぎ



値の張ったわけでもない目覚し時計が
机上灯の柱と大きな木製の机に
針音を響かせ続けている

これがわたしの時間の一刻一刻
これがわたしの現実の鼓動
これがこの部屋の心臓音

わたし以外の誰ひとり
これを聞いたことがない
聞くこともありえないということが

つまりは
宇宙のふしぎ
というわけ


0 件のコメント:

コメントを投稿