2014年2月3日月曜日

詩ぐらいじぶんで




     自分の感受性ぐらい
      自分で守れ ばかものよ
               茨木のり子



  
ひとの心を温かくするような詩を
書いたらどう?

と言いたげなひともいれば

心をうきうきさせてくれるような詩を
詩味の深い含蓄のあるものを
とにかくおもしろいものを

などと
きりのないご要望

詩ぐらい
じぶんで書けよ
じぶんで読みたい詩ぐらい

そして
じぶんで読み取れよ
どんなことばの切れ端からでも
せつせつと
じぶんが
読みたがっている内容を





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