駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年3月30日日曜日
世間のほうを向かぬ思念を
世間のほうを向かぬ思念を
編もうとしても
ひとのいない坂道や
立ち枯れた
大きな向日葵を使って
進もうとしがちには
なるだろう
あたまのなかを
それが
世間でないなどと
まさか
甘い考えを持っては
いまいな
じぶん自身が
もっとも世間だと
思い到っていないなどと
まさか
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