駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年3月3日月曜日
まるでことば自らが
思い出したことがあったが
小川の流れを見るまでもなく
忘れてしまったらしい
ことばの流れが
きっと
はやすぎたのだろう
ほんとうはなにが
はやく流れているのか
わからないままだが
ことばがその上に散り敷いて
あんなにはやく
流れつづけている
まるでことば自らが
流れ続けているかのように
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