駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年12月31日水曜日
“舞”子を伴って
雪の“舞”う地方に昨日までいて
ひとたび“舞”いもどり
“舞”子を
伴って
会いに行く麻衣子へ
また
麻依子へ
そうして
しばらく世界を閉ざし
ぼくはふたたび
まっ白い大判のノートを抱えて
白熱灯のまぶしい回廊をめぐって
しずかに行き来する
どこをかは
やはり
言えないけれど
会いに行く麻衣子へ
また
麻依子へ
“舞”子を
伴って
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