駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年1月3日土曜日
誤る そこから
意識の水面から
ときどき
底のほうに潜って
水草の
繁るあたりを
ながく過ぎ
まだひかりのあるあたりを
時にはゆるく
ゆっくりと過ぎ
時には
まったくひかりの届かない
あたりも通過して
なおも
通過し続けていく
それ以外のことをしようとし
それ以外のことが
できるなどと思えば
誤る
そこから
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