駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年1月8日木曜日
見続ける遊びを
なにも
主張しなくていいのに…
若芽がまた
つめたい空気のなか
野に出て来ようとしているが
それは主張とはちがう
むこうに細長い雲があるでしょう
こっちには
小さな綿雲が
ふたつをいっしょに
見続ける遊びを
しばらく続けてごらんなさい
若芽たちが
目によってでなしに
見ているもの
見続ける遊びを
しばらく続けてごらんなさい
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