じぶんに価値があると自認している奴が
ほら
あそこを歩いて行くよ
ぼくらは道々チューリップを酷薄に切りとって
ポケットに挿したり
どこにも挿さずにすぐに捨てたりしながら
贅沢な散歩を続けて行こう
ほら
あそこに酷いやからが歩いて行くよ
美もマナーもわきまえない
まったく野蛮な連中だ
と言われながら
じぶんに価値がないとの自認だけは堅持しながら
時空のはて
宇宙やいのちのはて
知や論理や魂のはての
人知ではどうしようもない絶対の無に
すこやかに向かって
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