だれも読まない
と思うからこそ書ける
このあいだ
詩を依頼されて
ぱったり書けなくなった
書けなくても
いっこうかまわないが
人に読まれるかもしれないもの
そんななにかを書こう
としてみると
ぱったりと書けなくなった
ここに
じぶんの方法がある
秘密がある
とよくわかった
だれにむけても書いていない
だれにむけても書かない
という方法
だれかにむけようとした瞬間に
もう書けなくなる
そういう者だったのか
じぶんは
と
はじめて
よくわかった
わたしは
人間ではないのです
何度でもいうが
ほんとうなのです
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