2015年6月21日日曜日

庶民派



豆乳が安いのはちょっとよけいに歩いていく必要がある丸八なのだ
今日はそこまで行くのがすこし面倒なので
いちばん近いスーパーで済ましてしまおうと思って豆乳を見たら
今日だけにかぎり安売りをしていて
こういうツキってあるんだよナ
と思いながら
あれを買ったりこれを買ったりしているうちに
またいつものように重くなってしまったが
これだけの荷物をひとりで提げて帰れる体力と健康さに
まずはやっぱり感謝

だいぶ前のことだがレジで後ろにいたオバサンに
「まあいっぱい買うのね
「あたしなんか買いたくてもそんなに持てないもの
「いっぱい持って帰れるなんていいわぁ
「元気なのってホントいいわね
と言われたことがあった
そう
いっぱいの日頃の買い物も
布団干しも
掃除も洗濯も
元気で体力があるうちが華だと思う
そんなふつうのことができなくなっていく人たちを見てきた
大根やグレープフルーツ5個入り袋や布団どころか
じぶんの腕さえ上げられなくなっていくのを見てきた

エーゲ海のヴァカンス3か月なんかに行かなくっても
北極周遊豪華冒険客船の旅に行けなくっても
ロマンス街道沿いドイツ名所巡りから東欧諸国ツアーへと行かなくても
玉ねぎ1キロにじゃがいも1キロ
醤油安売り一本や長い山芋一本にバレンシアオレンジ6個入り袋
などなどなどをいっぺんに買って提げて帰って
うちで気まぐれに体重計に載せてみて
今日は14キロも持って帰って来たのかァなどと驚いてみているの
ほんとうの幸せというものに違いないと
ぼくなどは思ってしまっている
貧乏性で骨の髄まで庶民派のぼくなどは
ほんとうに                                




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