駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年1月3日日曜日
孤独あるいは孤絶
分かち書きしたものを
詩
だとか呼びたがる人たちがいるけれど
わたくしが書くのは
詩
などではない
わたくしが書くのは
孤独
あるいは
孤絶
この世のことばを借りて
文法や語法も論理も借りて
たったのひとりさえ
いかなる意味でも
友も
家族も
敵も
連れもなく
いつもいつも
そうだったように
孤独
あるいは
孤絶
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