圧倒的なまでの
不幸の押し寄せの予感が来ているが
だれか
これを分かち合ってくれているだろうか
ふつうの生老病死ではない
悲嘆
阿鼻叫喚
自失
放心
衰弱
骸
骸
骸
の無限の連鎖
たゞ見棄てておくしかなく
まだ動けるものはそこから去ることしかできない
広大な累々たる死の領野
肉の散らばり
腐敗
骨の堆積
そんな光景が
まだかたちを取りきらない未来の中に
抗しようもない津波のように
この3月
この4月
押し寄せてきている
圧倒的すぎて
この不幸の押し寄せの予感
もはや抗しようもない
よほど強く目を
気持ちを逸らさないと
胸に強い衝撃を受け
体調を崩すほど
だれか
これを分かち合ってくれているだろうか
今がまさに
これから起こって行くことの
顕現の境目の時
これから物質化していく
ふつうの人間には持ちこたえられないほどの
長い悲惨の連続の
開幕の寸前
これを分かち合ってくれているだろうか
だれか
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