駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年3月11日金曜日
ただのひとつも見つからない
あんなにたくさん
世の中に
表現は溢れているのに
本があるのに
美術があるのに
映画があるのに
演劇があるのに
HPがあるのに
ツイートがあるのに
ぼくの経験してきたこと
経験し続けていること
痛切に感じていること
考え続けてきていること
魂の底から希求していること
それらを表わしてくれるものは
ただのひとつも見つからない
あんなにたくさん
世の中に
表現は溢れているのに
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