ひとりでいる時には
たゞ生きているというだけの
感じの時には
べつになにを思うでもなく
むしろ幸福感いっぱいで陽の移ろいを感じたり
椅子を動かしたり
テーブルクロスを直したり
戸外の明るさをくりかえし眺めたり
にもかかわらず
なぜか
毒づきたくなることがある
あれもわるい
これもひどいと
批判げに言いたくなる
疲れたように息を吐いたり
なにもかもつまらないように
口元を歪めたり
目を歪めたり
あの人たちといたりすると
あの人たちを思い出したりすると
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