駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年4月6日水曜日
お作法
桜には
惚けるべきもの
ポカンと口あけ
腰のうしろに手は組んで
爺むさく
腰なんか曲げて
見上げつつ
トボトボ歩く
悧巧ぶりや機敏さ
自我も投げ出し
呆然とし自失して
ゆらゆら
桜見る
これがお作法
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