2016年7月17日日曜日

はじめての証人



宙に浮かび出る神秘の蝋燭などない
水底に忘れさられている秘教の鍵などない

しかし探す
探し
続ける
薄い肌の色の乙女が
好き

彼女のすぐ背後から
あるいは脇に
風の精のように憑いて
ときどき囁きかけながら
どこまでも
髪が乱れたり
からまったり
ほぐれたりするのを
まぢかに見続ける

私のほうこそが精霊

祈りなら私にお向けなさい

精霊に悩みがあるとでも?

想い悩まぬ者が
言葉を並べるとどうなるのか
人間でないものが記すとどうなるのか

あなたが
はじめての証人



1 件のコメント:

  1. 駿河昌樹様

    突然のご投稿失礼致します。私、国学院大学4年の石川光輝でございます。講義レポートと授業評価に関してご相談があります。教務課にご相談したところ連絡手段を教えていただけませんでしたので、本ブログのコメントでのご連絡をさせていただきます。お許しください。クローズドな環境でご相談させていただきたいと考えておりますので、恐れ入りますが私のアカウントにご返事いただきたいと願います。お忙しいところ大変申し訳ございませんが、お返事お待ちしております。

    石川光輝

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