駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年7月29日金曜日
夏らしい空になると
夏らしい空になると
もう
なんであれ
どうでもよくなる
気分はすっかり
空に同化してしまって
からだの端々まで
夏らしくないものを
追い出し切る
振り払い切る
おおい雲よ
などと
叫ぶ必要もない
ほんとうは
じぶんも
雲だったじゃないか
ずっと昔から
いつも
いつでも
いつまでも
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