2016年8月16日火曜日

ぼくが記す線や文字たちは



子どもの頃から
なにかしら
紙に
書き続ける癖があっただけのことで

それは
曲線や直線や
丸や四角や
ぐちゃぐちゃした塗りつぶしや

文字を覚えてからは
ひらがなや
カタカナ
漢字や
ローマ字や

たゞそれだけのことで
なにか
書かなければ
いけないものを
書かなければ
いけないことを
書いてきたことなど
たったの一度も
ない

ぼくが記す線や
文字たちは
意味からも義務からも
社会的用途からも
いつも
いつまでも
自由な
まゝ



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