厭世にも
苔が生えてくると
なんだか
ほっこりする
輪切りのイカ焼きを頬ばり
シジミ汁か
トン汁か
まよっていたりするのを
はた目に見ていると
ニンゲン
つくづく歳には
勝てないなと
思う
焼き魚定食にでも
ぼくは
しようかな
ブリの照り焼きか
新物のサンマか
まよいながら
店の奥の
台の上にあるテレビで
どこかとどこかの
プロ野球試合の
鮮やかな
グリーンに
ちょっと
目を
奪われながら
奪われながら
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