たしかに
岩や
木造家屋や
火葬場や
死体安置室や
食肉処理場や
化粧箱収納倉庫や
人工毛工場裏や
廃校の給食室や
二つ目の太陽や
取り出したばかりの眼球を保存する特別の液体や
目覚まし時計の中のけっして目を覚まさない秘密の小部屋や
それらを十分に
語っては来なかったかもしれない
それらには
それらの専門家たちが
世界のここかしこに
いたからだが
怠惰
だったかもしれない
たしかに
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