心というものはない
そう気づくと
心を扱うのはずいぶん楽になる
あるのは思いだけ
思いにしても
ほんとうはない
思いは
じつは言語や記号の連鎖
そして
言語や記号は
概念や観念の連鎖
さらに
それらをそのように繋ぐ
接合剤となっている
人それぞれの
傾向性
あるのは
じつはそれだけ
ほんとうに
あるのは
そこまで
じぶんの心をふり返って
見ていない人は
あやうい
わずらわしい
他人のじゃまばかりしている
心なんて
じぶんにはない
そうサッパリ言える人たちだけと
つきあう
そういう人たちだけに
心はあるから
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