さびしさといると
まるで
いつのまにか
ひとりの夜行列車の
だれもいない
客車の
揺れのなかの
懐かしさのよう
あたたかく
この世ならぬ思いに
これが死か…
と
ふと
思わされる
さびしさといると
あたたかく
もう
さびしくなんかないと
じぶんが
好きにさえ
なって
くる
さびしさといると
まるで
この世に
貴重な生を
ほんとうに受けたかのようで
うそと
わかっていても
充実していた
楽しくもあった
と
知らず
知らず
微笑んでいたり
する
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