買った時には
十五センチほどだった
楓も
あらためて見直すと
いい枝ぶりに
なってきた
ひょろひょろと
片寄って伸びるのを
そのままにしてきたが
もう
長枝は六十センチほどに
二本伸びて
反対側の
短い枝のほうも
てのひらを広げて
親指を伸ばしたようなぐあい
夏日には
何度も水をやりそこない
秋のはじまりには
紅葉どころか
どの葉もちりちりに
なってしまったことも
あったが
よくも
まあ
生きのびて
枝ぶりもだんだんとよく
今年も
梅の花を吹く風に
いっしょに
吹かれていて
くれている
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