もう誰にも合わせるのをやめたから
わたしは軽く
飛び跳ねるがまゝ
時計の文字盤たちが敬礼し
秒針たちが
もはや
歌うことしかしない
森
と記したくなるのをちょっと堪えて
木
それも一本の木
と
思うことにしてみる
それも
植物としての木のイメージなしに
すっかり分離して
木
は
字
霊によってその実態を知っている人はほとんどいない
わたしは知った
生きた
木が
植物の木ではないことを
あたり前だ、そんなことは
と思う?
知ったら
もう
戻れない
生きてごらん
字
の
木
本当に
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