駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年2月25日土曜日
東京の二〇一七年二月二十五日のひとときの夕空
夕陽の沈む頃あい
その前後を
きょうも見続けていたら
ひとすじ
太い光の線が
西空から天頂へ伸びて
しばらく
光の柱が斜めになったように
明るみ続けていた
雲は多くなかったが
柱のまわりに
細かな花飾りのように
ひろがっていた
東京の二〇一七年
二月二十五日の
ひとときの
夕空
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