もう終わりだ、とか
これから始まる、とか
あゝ…
くだらない
まるで
渓谷でも
荒地でも
乗換え駅の雑踏の中でも
自分
を保っている
などと喧伝して
自他差別を
ぺろぺろ
味わってみている
幼い心のよう
陽が暮れてきたので
灯の燈った欄干近くに居て
去った物の数々を
包み紙から丁寧に取り出すように
取り直してみよう
思い出は
いい
なんであれ
終わりも
はじまりも
もう
どうでも
いい
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