2018年1月25日木曜日

その光は闇の中にあって、輝いている…


言葉について
霊について
魂について
存在と不在について
時間と非時間について
思い続けるわたしたちは
たえず
ヨハネの福音書や黙示録に戻り続けるのだが
それにしても
翻訳の問題というものが
巨大に立ちはだかり続ける
言語を学んだにしたところで
読解や理解というものの問題が
いつまでも
どこまでも

新共同訳によるヨハネ福音書の冒頭
「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。この言葉は初めに神と共にあった。万物は言葉によって成った。成ったもので言葉によらずに成ったものは何一つなかった。言葉の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。」

小林稔訳によるヨハネ福音書(岩波書店)
「初めに言葉がいた。言葉は神の元にいた。言葉は神であった。この方ははじめに神の元にいた。すべてのことは彼を介して生じた。彼をさしおいては何ひとつ生じなかった。彼において生じたことは命であり、その命は人びとの光であった。その光は闇の中にあって、輝いている。闇はこの光を阻止できなかったのである。」



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