2018年1月18日木曜日

うわつらだけキレイキレイに装った三文オペラの時代には

    
         かの女は余所にもっと青い森のあることを知っていた
                                                シャルル・クロス


批評家とか
コメンテーターとか
いっぱいいるけど
どいつも
本当の批評家じゃないな
って思う
マスコミの
雇われ三百代言連中だからな
くだらない言葉並べをして
銭稼ぎをしてる連中だ

金持ちケンカせず
とは
よく言うけど
瞬時瞬時の最高の快楽を求め続ける
本当の否定者は
批評なんかしない
コメントなんかもしない

だって
快楽を与えてくれないものに
一秒でも関わり続けるのは
とんでもない浪費だし
愚行の
最たるものだから

根源的否定者は
いつも
「余所にもっと青い森のあることを知って」いるんだ

二十世紀の最大の批評家のひとり
ロラン・バルトは
最高の批評は静かに目を逸らすこと
と書いた

それだよね

おや
今回のこの文字ならべは
ひさしぶりに
ブレヒト先生ふうに
なっちゃったな

出がらしも出がらしの
うわつらだけキレイキレイに装った三文オペラの時代には
ちょうど
いい口調かもなァ



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