カメラだった頃
もっと
愛してほしかった
マグロを一時期やって
サバになった時には
人生
ずいぶん投げやりになってしまった
カメラから
離れ過ぎてしまった気がして
ちょっとした
小さなことの有無は
生きる喜びに
大きく影響する
おまえなァ
何転生も前のこと
いつまでも気にしてるなよ
と
夕陽の岬で
お茶缶に言われて
ちょっとしんみりしたけれど
もっと
愛してほしかった
やっぱり
この夕陽だって
お茶缶とは
似ても似つかない
あの頃の筒状の目で
とってもきれいに
撮れていたはずなのだもの
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