2018年5月4日金曜日

いつまでこの世に甘い夢を見ているんだい?

 
他人は誰もBGMに過ぎないが
じぶんという幻だってBGMに過ぎない

この世になにか大事なことがあるかのように
幼い頃洗脳されそうになったが
それをしようとした連中は
ぼくよりはるかに頭の悪い連中だったので
ぼくは幼い頃から裏をかき続けてきた

連中が学べと言うことは学ばず
誰も大事だとは言わないことばかりを学ぶこと
地球も人類もじつはいくらでも宇宙では再生がきくのだから
人類が砂鉄のように一緒になる必要など
そもそもからしてないのだと知っておくこと
人間が動植物に対して行うことは
人間に向けて行ってもなんの問題もないこと
人間はつねにたったひとり“自分”しか地上にはいないこと
しかしその“自分”もより高次の自分にはどうでもいいこと
時間やいのちを大事にしろと無知な連中は言いがちだが
この世にはいかなる価値も存在しないのだから
時間やいのちを大事にするべき根拠がどこにもないこと
人類が存続するべき理由が時空のどこにも見つからないこと
…などなど
いいかげん6歳や7歳ぐらいになれば
誰でもわかるはずだけれども
わからないふりをしているのかそれとも本当にわからないのか
うじゃうじゃそんな人間(もどき…なのだろう、たぶん)がいて
なんの意味もない建築や組織や概念を次々こしらえて
すっからかんであるべき空無を汚し続けている

BGMのくせにごたごたとうるさいことこの上ないので
ことのほか静寂を好む空無がときどき瓦解溶解破壊枯渇を齎して
つかのまの静けさをあたりに振りまいてくれる

また
静寂が振りまかれようとしているよ

平和?
どの地であれ
来るわけないだろ?
そんなもの
かわりに他人の血と他人の困窮と他人の悲惨と他人の隷属を
ちゃんと多量にお供えするのでないかぎり

いつまで
この世に甘い夢を見ているんだい?



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