駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年6月3日日曜日
またギロチンを研ぎはじめる次第
たいていのことは
おおげさに考えすぎないようにしよう
人間ごときが
感じたり思ったり企てたりすることなど
どこまで行っても
しょせんは
宇宙の藻屑にすぎないのだから
でも
そんなふうにおおらかに
寛大に
覚者ぶって
悠々としているうちに
ずるい連中や
底なしのバカどもがのさばり出す
で
しかたなしに
また
ギロチンを研ぎはじめる次第
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