2018年7月14日土曜日

言葉は自然や無限に向かうためのものだから



人たちのなかにあってもよいが
ひとりである時の底へ深く下って行けばじつは自然が広大だ無限だ

人たちのなかにあってもそれが知覚できないというわけではない
ちょっとした思いちがいが小さな鍵をかけてしまっていて
人たちのなかにあってはなにもできずわからないと
うっかり思ってしまったりするだけのことで
その鍵をあけるのもそんなに難しいことではない

人たち
と不用意に言ってしまったり思ってしまったりしやすいが
人たち
というものなどそもそもない
どこにでも
いるのは
ひとりの人でしかない

ひとりの人は
どの人も
その人の底を持っていて
その人の底へと深く降りていき続けている
どの人の底にも広大な自然があり無限がある
じぶんの底の自然や無限はどの人の底の自然や無限にも繋がってい
だれの底の自然や無限も山野海川の自然や無限に繋がっている

あたり前すぎるので忘れがちになってしまうから
こういうことはときどき
はっきりと言葉にしてみることが必要だ

言葉は自然や無限に向かうためのものだから



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