人目を気にするばかりで
まるで
それによって
一度かぎりの生が充溢しでもするかのように
日々
あたらしい時間つぶしの具に
差異を生むためだけの小細工に
こころを浮遊させてしまっているひとびと ば、か、り、
そんな森もある
そんな森もあったというだけのこと
こころを浮遊させてしまう時
たましいは奥まったところへどんどん沈降していってしまう
たましいには時間つぶしの具は通用しない
たましいは他のたましいとの差異をもっとも嫌う
あゝ、束の間の時間つぶしの具を
文化だとか
至上の…だとか
クリエイションだとか
美だとか
呼んで
たましいから離れ続けるちっぽけな子ら!
まるで
それによって
一度かぎりの生が充溢しでもするかのように
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