どこに行っても
要らないわたしだなぁ、と
気づき直すばかりで
どこに行っても
容易に手に入るアイスを買って
大理石の有名な彫像わきで
こりこり穿りながら
楽しく食べていた
暑い暑いある夏のさなかの
思い出づくり
どこに行っても
ちょっと気になる猫と
出会うのって
けっこう不思議だなぁ、と
思いながら
アイスを食べ終わる頃
仲良くなっていて
グリーンの目の中に
吸われるように棲み始めていた
女の子といっしょに
暮らすことになってしまって
どこに行っても
いっしょになっていたね
いつのまにかね
どこに行っても
0 件のコメント:
コメントを投稿