駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年12月16日日曜日
ぶあつい雑誌で
なにか
語りたいことがありそうな人たちは
迂回
することにして
(なにかを語りたいというのは
(なにか以外を
(しばらくは受けつけない
(ということだから…
澄んだ南海の珊瑚礁にゆらめく
水のような
空無を
ひたひた
肌の
すぐ下まで満たしている
人なんかと
たっぷり
食べたいような
最新
スイーツ
事情を
ぶあつい雑誌で
ずぅっと
見ているところなのです
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