サトーサタローの歌も知らないのかい?
佐藤佐太郎を?
と
アズマくんに
ちょっと
ツッケンドンに言っちゃったが
傷
つけちゃったかな?
なんでも
知ってるつもりの
アズマくんを
もののなさ
ものが終わったところ
ものの影響が
届かなくなるか
ならないか
の
あたり
そんなところを
好んで歌った
サトーサタロー
舗道には何も通らぬひとときが折々ありぬ硝子戸のそと
白藤の花にむらがる蜂の音あゆみさかりてその音はなし
冬の日の眼に満つる海あるときは一つの波に海はかくるる
ドーダ?
サトーサタロー
イイデショー
オモロデショー*
だいたい
歌論が的確なんだよ
「意味なきものの意味に満ちた瞬間と断片との裂目から
「人間性の奥底とか生命のニュアンスとかいふものを見るのが
「抒情詩としての短歌である……
彼の純粋短歌論って
有名だよ
にっぽんの知の
常識
で
アズマくん
知ったよねー
もう知ったよねー
サトーサタロー
万葉古今金葉千載新古今子規左千夫節赤彦晶子茂吉白秋……
だけじゃなくて
これから
きみも
何時間も
何日も
何年も
どっぷり浸かって読まなければいけない
サトーサタロー
サトーサタロー
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