ものを書く
というと偉そうに響くので
文字を並べると
と言い換えておくことにします
文字を並べてみれば
文字を並べることの効用って
きっと
誰にもわかってくると思うのです
いかにじぶんが
どこかで聞き覚えた単語を
まるでじぶんの言葉であるかのように
へんに自信なんか持っちゃって
タッタラタラタラ
つぎつぎと並べていくだけか
そういうことが
痛いほど
よくわかって
並べていく単語や表現が
どれひとつ
じぶんのものでなどないのが
ほんとうに
よくわかってくるのです
単語や表現を成していく文字が
おそろしいほど
機械的なもので
記号そのもので
それを約束やしくみにしたがって
並べていくと
単語になったり
表現になったりして
意味を作ったり
人を打ったり撃ったり売ったり
あるいは寄り添ったり慰めたり
たちまちできてしまうのだと
わかってくるのです
そんなことで
いいんでしょうか
と
へんなことを
わたし
考え続けてしまうのです
文字や
言葉や
単語や
表現って
いけないんじゃないか
って
最近はだれもがキーボードに馴染み
文字と呼ばれる記号を
パコパコバコバコ打ちますが
これも悪くないかもしれません
ひとつひとつ記号を打ち込み
文字や意味を一打ずつ
構成していくと
やっぱり
文字や
言葉や
単語や
表現って
へんなものだって
わかってくるようになると思うので
みんな
いけないこと
してます
よ
ね
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