駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年9月22日日曜日
存在の秘密
そろそろ
取り込んでいい頃だろう
洗濯物のところへ行ってみると
ときどき
呆然としてしまう
じぶんが干したとおりの
間隔で
洗濯ばさみの挟み方で
物干し竿に
並んでいるだけのことなのに
呆然としてしまう
それら
かくあるべし
といった
天然自然の雰囲気で
なにか
存在の秘密のようなものを
ありありと
顕しているかのようで
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