ラグビー
ずいぶん知的なゲームだってことは
素人ながらに
ボーッと見ていてもよくわかる
あれだけ激しく
ぶつかり合い
もみ合って
そうして
じぶんにも相手にも
なるべく怪我を負わせないように
ぎりぎりの配慮をし続けるところに
知的なゲームの真骨頂がある
あんなにでっかい図体をしながら
ラガーマンはみな冷静だが
知性と心とからだをうまく協働させねばならない
理想的な行動のフィールドなのだろう
ラグビーというのは
地上でフルに生きるのは?
という問いに対する
端的な答えが
ラグビーにはある気がする
ラグビーにはある気がする
政治家にも
あれだけの肉体を要求すれば
ぜんぶが奇跡的に
変わっていくかもしれないけれども
そういうのが
ムリなんだ
どうしようもなく
ムリなんだ
というところに
たぶん
人間というものの悲劇がある
0 件のコメント:
コメントを投稿