2019年12月27日金曜日

500年以上後の心ある人びとよ

 
世のありようを怒る言葉がTwitterなどには溢れているが
金と権力がいったん集まったところは渦の目となって
たくさんの有象無象の提灯持ちをも無限に集めはじめるから
どんなに人倫に悖る事態となったところでそう易々とは
情勢も変わったりはしないければ構造の崩れも起こりえない
第三帝国の崩壊のようなところへと最後に雪崩れていって
渦の目に抵抗していた人びとたちも巻き込んでしまわないうちは
憂うべき体制の終わりは決してこないのは歴史が教えるところ
そうとなれば世を憂う言葉や怒る言葉をいくら並べようとも
それはそれでなんの意味もない駄言に過ぎず
かといって軽佻浮薄に提灯持ちのひとりとなって
浮ついた言辞を弄んでもこれもまた仕方がないというわけで
ではやはり沈黙するのがもっとも正しい態度かといえば
それもまた幾度となくくり返されてきたオールドファッションドで
けっきょくどうしてぼくがこんな言葉ならべをしているのか
きっとわかってくれるよね、500年以上後の心ある人びとよ





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